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ダイハツ・ヨネックスジャパンオープン2022
バドミントン選手権大会
Part of HSBC BWF World Tour Super 750

ダイハツ・ヨネックス

ジャパンオープン2022

大会レポート

  • 開催日時:2022年8月30日(火)〜9月4日(日)
  • 開催場所:丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)

35年ぶりに大阪で開催。
数々の熱戦が繰り広げられる!

今回で39回目の開催となる『ダイハツ・ヨネックスジャパンオープン2022 バドミントン選手権大会 Part of HSBC BWF World Tour Super 750』は、コロナ禍の中断期間を経て3年ぶりに開催されました。前週東京にて国内初開催となった世界選手権の熱気を引き継ぎ、35年ぶりに大阪で開催。国内におけるバドミントンへの注目をさらに高める大会となりました。

世界選手権で活躍したプレイヤーは言わずもがな、新たな力の台頭もあり、本大会につめかけた大勢の観客の前でトップレベルの試合が繰り広げられました。

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決勝戦 試合結果一覧

種目 選手名 試合結果
男子シングルス 西本拳太(日本) 2-1 チョウ・ティエンチェ(チャイニーズタイペイ) 21-19/
21-23/
21-17
女子シングルス 山口茜(日本)2-0 アン・セヨン(韓国) 21-9/
21-15
男子ダブルス リャン・ウェイケン/ワン・チャン(中国)2-1 キム・アストルプ/アンダース・スカールプ・ラスムセン(デンマーク) 21-18/
13-21/
21-17
女子ダブルス ジョン・ナユン/キム・ヘジョン(韓国)2-0 ペク・ハナ/イ・ユリム(韓国) 23-21/
28-26
混合ダブルス デチャポン・プアヴァラヌクロー/サプシリー・タエラッタナチャイ(タイ) 2-1 渡辺勇大/東野有沙(日本) 16-21/
23-21/
21-18

選手コメント

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西本 拳太選手(男子シングルス優勝)

ホームで行なわれるジャパンオープンで優勝できて、率直にうれしい気持ちと、国際大会で初優勝なので正直ホッとしています。2ゲーム目は、取れるチャンスがあったと思います。長い試合で最後はシンプルに“後ろ前、後ろ前”のプレーを続けたことで、相手が足にきているのが見えました。そのシンプルな戦いに持っていくまでに、よく自分が我慢できたと思います。この優勝は、もちろんゴールではないです。やっとスタートラインに立てたかなと思います。東京には出場できなかったので、パリを見据えてやっています。パリの金メダルを目指していかない限りは、出場するのも難しいと思う。自分はこうすれば勝てるというプレーを確立するためにも、今後よりいっそう1試合1試合、1点1点、1球1球を大事にしたいと思います。

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山口 茜選手(女子シングルス優勝)

(決勝戦は)お互いに疲れているなかで、どれだけ主導権を握れるかが重要だと思っていました。とりあえず限界までは、自分のトップスピード、全力で行こうと思っていたので、最後まで押し通せたのがいちばん良かった点だと思います。優勝できて、良かったです。2ゲーム目の中盤は自分のスピードが落ちてきて、早くやらないとという気持ちで、無理に行ってしまったところがありました。でも全体的には、速いスピードのなか100パーセントで決めにいくよりは、余裕を持ったラリー展開で沈めていくことが、上手くできたのかなと思います。
日本のファンのみなさんに、最大限の5試合をお見せできたことが良かったです。今大会は良いプレーもたくさん出せたと思うので、楽しんでもらえていたらいいですね。ジュニアの子たちにも、なにか感じてもらえるものがあったらいいなと思います。

優勝を懸け、白熱の展開が続く
手に汗握る熱戦の数々に
大阪の観客も大興奮!

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韓国勢同士の対決となった、
女子ダブルス

大会最終日は、女子ダブルスで幕開け。ペク・ハナ選手/イ・ユリム選手ペアvsジョン・ナユン選手/キム・ヘジョン選手ペアの韓国勢同士での対戦となりました。準決勝で今大会の優勝候補を破ったペク選手/イ選手ペアは、鉄壁のレシーブが武器。一方のジョン選手/キム選手ペアは、結成1年ながら息の合ったプレーで緩急自在の攻撃を得意とします。
そんな両者の対戦は、壮絶なラリー戦となりました。第1ゲームからデュースにもつれ込む接戦をジョン選手/キム選手ペアが取ると第2ゲームは更にヒートアップ。序盤にジョン選手/キム選手ペアが5点差をつけるも、ペク選手/イ選手ペアが怒涛の追い上げを見せ、終盤に追いつく展開に。最後は一度ゲームポイントを握られながらも、粘りを見せたジョン選手/キム選手ペアが金メダルを手にしました。
2ゲーム決着ながら95分もの試合時間が、いかに激しいラリーゲームだったかを物語ります。

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世界ランク1位に挑んだ日本人ペア!
混合ダブルス

混合ダブルス決勝には、渡辺勇大選手/東野有紗選手ペアが決勝に進出。世界ランキング1位に立つ、タイのデチャポン・プアヴァラヌクロー選手/サプシリー・タエラッタナチャイ選手ペアと対戦しました。
序盤から後衛の渡辺選手がコートを駆け巡り、好機で東野選手がスマッシュを打ち込む2人のバドミントンが冴え渡り、第1ゲームを21-16で先取。第2ゲームも渡辺選手/東野選手ペアが先行し、20-19でマッチポイントを迎えます。しかしここからランキングトップに立つタイのペアが怒涛の反撃を見せ、逆転でゲームを奪取。勝負はファイナルゲームへと突入します。
頂点をかけた第3ゲームは、タイのペアが主導権を握る展開で進み、渡辺選手/東野選手ペアは最大7点のビハインドを背負います。そこから渡辺選手がジャンピングスマッシュを決めるなど一時は1点差まで詰め寄りましたが、最後はタイのデチャポン選手/サプシリー選手ペアが押し切り、栄冠を手にしました。

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新鋭vsベテランの熱戦が
繰り広げられた、男子ダブルス

決勝はデンマークのキム・アストルプ選手/アンダース・スカールプ・ラスムセン選手ペアと、中国のリャン・ウェイケン選手/ワン・チャン選手ペアが頂点の座をかけて激突。デンマークのペアはともに長身であることと、年齢が30代で経験豊富なのが強み。一方の中国ペアはこれが5回目の国際大会出場で、ともに21歳とフレッシュな新鋭です。試合は、そんな両者の特徴が表れた内容になりました。
第1ゲームは序盤リードを許しながらも中盤で勢いに乗った中国ペアが逆転で奪い、第2ゲームはデンマークペアが終始上手くゲームをコントロールし、1度もリードを許さず取り返します。そして勝負のファイナルゲームは、一進一退のスタートから中国ペアが一気にギアを上げ、最大6連続ポイントをとるなど自分たちのリズムで試合を展開。若さの勢いとパワーで、経験に勝るベテランを押し切って、見事頂点に立ちました。

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波乱の幕開けから新星の誕生へ、
男子シングルス

決勝にコマを進めたのは、準決勝で世界ランク3位の選手をストレートで倒した西本拳太選手と、世界選手権で銅メダルを獲得したチャイニーズタイペイのベテラン選手、チョウ・ティエンチェ選手でした。
第1ゲームは、西本選手の冷静に相手の逆を突くショットや素早い反応でのリターンが冴えわたり、最大10点差をつけて先取。その勢いのまま、続く第2ゲームも接戦の中で西本選手が先にマッチポイントを迎えるも、チョウ選手が粘りを見せデュースに持ち込み一気に逆転でゲームを奪い返します。
運命のファイナルゲームでは、中盤に西本選手が鮮やかに決めたジャンピングスマッシュが試合の流れを大きく変える一打に。迎えたマッチポイントでも強烈なジャンピングスマッシュを決め、チョウ選手を破って国際大会で初優勝を飾りました。

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盤石の世界王者、圧巻の決勝戦。
女子シングルス

6日間に渡って行われた大会のフィナーレを飾ったのは、女子シングルス。今大会でもっとも注目を集めた選手のひとりであり、世界ランキング1位の山口茜選手が決勝へと駒を進めました。対戦相手はワールドツアーで5勝をあげ、世界ランキングも3位へと上昇した韓国の新星アン・セヨン選手です。
試合は第1ゲームから山口選手が圧倒。わずか15分足らずで第1ゲームを奪います。第2ゲームも序盤は5-5と競り合いましたが、山口選手がペースアップし、一気に7連続で得点を奪います。終盤はアン選手が追い上げを見せるも、多彩な攻撃を繰り出して最後まで試合を優位に進めた山口選手が押し切り、見事金メダルを手にしました。
前週、東京で行われた世界選手権を連覇したのに続き、2週連続で優勝を果たした山口選手は記者会見で「本当にこれ以上ない結果だと思うので、すごく良かったと思います。」と笑顔で話しました。

更に熱を帯びるバドミントン
新たな戦いへと羽ばたくBIRD JAPAN

35年ぶりの大阪開催の地となった丸善インテックアリーナには
約1万5千人ものバドミントンファンが来場。選手の一挙手一投足に目を見張り、応援しました。

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最終日となった9月4日(日)には決勝に先立ち、パラバドミントン選手によるエキシビションマッチが行われ、梶原大暉選手の解説のもと、世界トップレベルのプレーを観客の前で披露しました。
また、オープニングアクトとして日本唯一のバトントワリングパフォーマンスチームである「ULTRAtwirlers」が、決勝戦を心待ちにしている満員の観客を大いに沸かせました。

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大会の冠スポンサーであるダイハツ工業が運営する「ダイハツブース」では、大会期間中、オリジナルうちわをはじめとする応援グッズを来場者に配布。また、ダイハツの車両とともに日本代表選手たちの等身大パネルも設置し、記念撮影を楽しんでいただきました。
さらに、ダイハツオリジナルグッズが当選する「巨大抽選ガチャ」にも、たくさんの方にご参加いただき、大会会場を大いに盛り上げました。

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