

第6回 ダイハツ
日本障がい者バドミントン
選手権大会 大会レポート
- 開催日時:2020年12月19日(土)~12月20日(日)
- 開催場所:YMITアリーナ(くさつシティアリーナ)
2020年12月19日(土)〜20日(日)の2日間にわたって、滋賀県草津市にある「YMITアリーナ(くさつシティアリーナ)」において、『第6回 ダイハツ日本障がい者バドミントン選手権大会』が開催されました。 |
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試合レポート

12月19日(土)の第一日目は、翌日の決勝進出をかけたトーナメントやリーグ戦が行われました。これまで数多くの試合を経験してきた日本を代表する選手たちも、ここまで長い期間にわたって実戦を離れることはあまりなく、久しぶりの公式戦ということもあり、無観客の会場内にはある種の緊張感が漂いました。しかしさすがはトップアスリートが集う大会。試合を重ねるごとに各選手それぞれがいつものゲーム勘を取り戻し、コート内のプレーは徐々に白熱、各クラスの有力選手たちが順当に2日目の決勝に駒を進めました。
12月20日(日)に行われた決勝戦で、特に注目を浴びたのが男子シングルスSL3クラスで優勝した藤原 大輔選手。1日目のリーグ戦から決勝まですべてストレート勝ちで優勝。これで第1回大会から6連覇という偉業を達成し、同クラスの絶対的な王者としてのプライドを守りました。
男子シングルスSU5+クラスでも、昨年に引き続き今井 大湧選手が4年連続5度目の優勝。大学生活最終年となる今年、学生アスリートとしての総決算として挑んだ本大会で、自分でも納得という最高のパフォーマンスを出し切り、見事連覇を達成しました。
女子パラバドミントン界の若きエースとして、競技を始めて3年目にして世界一に輝くという実績を持つ女子シングルスWH1クラスの里見 紗李奈選手は、大会1日目はすべての試合にストレート勝ちという結果でした。最終戦の相手は、第3回大会の優勝者で、昨年の準優勝者でもある福家 育美選手。昨年に引き続き激しい戦いを繰り広げましたが、里見選手が要所要所で得点を挙げ、本大会3連覇を達成しました。
その里見選手とダブルスでパートナーを組む女子シングルスWH2クラスの山崎 悠麻選手も、約1年ぶりの実戦となった本大会でも安定した強さをみせて大会6連覇という偉業を達成。ダブルスのペアがそれぞれシングルスで優勝を成し遂げ、里見選手と共に勝利の喜びを分かち合いました。
優勝者インタビュー
シングルス:12月20日(日)
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男子シングルス WH1
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男子シングルス WH2
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男子シングルス SL3
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男子シングルス SL4
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男子シングルス SU5+
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男子シングルス SH6
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男子シングルス ID7
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女子シングルス WH1
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女子シングルス WH2
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女子シングルス SL3
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女子シングルス SL4
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女子シングルス SU5+
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女子シングルス ID7
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会場は無観客ながら、コート上では
久しぶりの実戦を戦う選手たちの、
懸命なプレーが繰り広げられました。
決勝戦 試合結果一覧
シングルス
種目 | 優勝者 | 準優勝者 | 第3位 |
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WH1 男子シングルス |
村山 浩(千葉県) | 長島 理(東京都) | 西村 啓汰(東京都) |
WH2 男子シングルス |
梶原 大暉(福岡県) | 渡辺 敦也(東京都) | 松本 卓巳(千葉県) |
SL3 男子シングルス |
藤原 大輔(東京都) | 末永 敏明(神奈川県) | 広井 拓(東京都) |
SL4 男子シングルス |
山本 勝洋(大阪府) | 中村 海斗(東京都) | 濱田 健一(鹿児島県) |
SU5+ 男子シングルス |
今井 大湧(神奈川県) | 浦 哲雄(東京都) | 馬場 大地(東京都) |
SH6 男子シングルス |
畠山 洋平(東京都) | 上野 智哉(東京都) | 鈴木 彪河(東京都) |
ID7 男子シングルス |
中野 林太郎(長野県) | 田中 和弥(東京都) | 小野 紘汰(熊本県) |
WH1 女子シングルス |
里見 紗李奈(千葉県) | 福家 育美(滋賀県) | 川森 弥生(奈良県) |
WH2 女子シングルス |
山崎 悠麻(東京都) | 小倉 理恵(埼玉県) | 河瀬 優花(滋賀県) |
SL3 女子シングルス |
伊藤 則子(愛知県) | 山田 麻美(千葉県) | 該当者なし |
SL4 女子シングルス |
藤野 遼(福岡県) | 澤田 詩歩(岩手県) | 該当者なし |
SU5+ 女子シングルス |
鈴木 亜弥子(宮城県) | 杉野 明子(千葉県) | 亀山 楓(宮城県) |
ID7 女子シングルス |
花澤 杏奈(千葉県) | 大村 悠佳(大阪府) | 該当者なし |
ダイハツグループも全国から集まった皆さまと一緒に
大会を支援しました!
本大会の会場では、入り口で手指の消毒や検温など、徹底した新型コロナウィルス感染予防の対策が実施されました。また、ダイハツ工業株式会社で結成されたボランティアスタッフも2日間にわたって参加し、試合の合間に場内の一斉換気を定期的に実施したり、関係者が試合を見守る2階観覧席の消毒作業などを行いました。
滋賀県で開催された今回は、滋賀の伝統工芸品である「手織真田紐」の全国唯一の職人・西村幸さんのご協力により、手織真田紐特製のストラップを作成。ダイハツ工業とダイハツメタルが力を合わせて、表彰メダルを制作しました。
この表彰メダルは、20日(日)の試合終了後に行われた表彰式にて、ダイハツ工業株式会社代表取締役の奥平 総一郎社長、滋賀ダイハツ販売株式会社代表取締役の鳥居 和浩社長、株式会社ダイハツメタルの金岡 秀輝社長らによるプレゼンターから、各クラス1〜3位の選手たちに授与されました。
また表彰式に先駆け、滋賀ダイハツ販売株式会社の代表取締役である後藤 敬一会長がドラムを担当する、同社軽音楽部員で結成されたバンド『フライングスニーカー』により、感染予防策を充分に講じた上でミニライブが行われ、熱戦を終えた会場を大いに盛り上げました。
