

第8回 DAIHATSU
日本障がい者バドミントン
選手権大会 大会レポート
- 開催日時:2022年12月17日(土)〜18日(日)
- 開催場所:久留米総合スポーツセンター(久留米アリーナ)
2022年12月17日(土)~18日(日)の2日間にわたり、「第8回 DAIHATSU日本障がい者バドミントン選手権大会」が開催されました。 |
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試合レポート

12月17日(土)の大会初日は男女とも、シングルス戦を実施しました。オープニングゲームには本大会に初出場を果たした小学4年生の曽田菜々子選手がSH6に登場。
同クラス5連覇中の畠山洋平選手を相手に得点を奪うなど奮闘しましたが、畠山選手が貫録を見せ見事に勝利しました。
午後の決勝戦は、4コート同時に熱い試合が繰り広げられました。
ここではWH2で梶原大暉選手が、SU5+では豊田まみ子選手、SL4では藤野遼選手、そしてWH1では里見紗李奈選手がそれぞれ頂点の座をつかみます。
大会初日も終盤戦を迎えると、続々と優勝者が誕生。SL3で伊藤則子選手が3連覇を達成すれば、ID7では新星の千葉すず選手が今大会初優勝を飾りました。
さらにSL4で中村海斗選手が、ID7で田中和弥選手がともに悲願の初優勝を手にすれば、WH1で村山浩選手が前回に続く連覇。
そしてSL3の絶対王者・藤原大輔選手が第1回大会からの7連覇、11月の世界選手権で3位に入った今井大湧選手が、豪快なジャンプショットを連発してSU5+で5連覇を達成と、強豪がその実力通りの結果を手にしました。

12月18日(日)は、男女ともにダブルス戦が行われました。
今回エントリー数が少なくWH1-WH2の女子ダブルスが実施されなかったため、世界選手権の女子ダブルスで優勝を果たした里見紗李奈選手/山崎悠麻選手ペアは男子ダブルスに参加。
決勝トーナメントへの進出は叶わなかったものの、予選リーグ第2戦目では第1ゲームを先取するなど、随所に高い実力が光っていました。
女子ID7では下浦優希選手/大村悠佳選手ペアが第3回以来の優勝、また男子SU5+では大会初参加の永石泰寛選手/沼倉昌明選手ペアが優勝。
今回初めてペアを組んで男子SU5+に出場した藤原大輔選手/今井大湧選手ペアは、惜しくも銅メダルに終わりました。
シングルスで涙の初優勝を果たした男子ID7の田中和弥選手は、前日の決勝で下した中野林太郎選手とのペアで優勝し、2冠を達成しました。
SH6ではシングルスで6連覇を果たした畠山洋平選手と曽田菜々子選手とのペアを破って、上野智哉選手/鈴木彪河選手ペアが優勝しました。
また、第5回大会で準優勝にとどまった男子SL3-SL4の広井拓選手/末永敏明選手ペアは、3年ぶりの王座を手にしました。
大会のラストマッチとなった男子WH1-WH2では、村山浩選手/梶原大暉選手ペアが第5回に続く連覇を達成。
村山選手、梶原選手はそれぞれシングルスでも優勝を飾り、ともに2冠に輝きました。

優勝者インタビュー
シングルス:12月17日(土)
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男子シングルス WH1
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女子シングルス WH1
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男子シングルス WH2
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男子シングルス SL3
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女子シングルス SL3
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男子シングルス SL4
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女子シングルスSL4
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男子シングルス SU5+
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女子シングルス SU5+
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男子シングルス SH6
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男子シングルス ID7
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女子シングルス ID7
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ダブルス:12月18日(日)
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男子ダブルス WH1-WH2
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男子ダブルス SL3-SL4
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男子ダブルス SU5+
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男子ダブルス SH6
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男子ダブルス ID7
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女子ダブルス ID7
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3年ぶりの有観客開催で会場の熱は増し、
選手たちの懸命なプレーが随所に光りました。
決勝戦 試合結果一覧
シングルス
種目 | 優勝者 | 準優勝者 | 3位 |
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WH1 男子シングルス |
村山 浩 | 長島 理 | 西村 啓汰 |
WH1 女子シングルス |
里見 紗李奈 | 島田 緑 | 友寄 星名 |
WH2 男子シングルス |
梶原 大暉 | 松本 卓巳 | 渡辺 敦也 |
SL3 男子シングルス |
藤原 大輔 | 末永 敏明 | 広井 拓 |
SL3 女子シングルス |
伊藤 則子 | 山田 麻美 | ー |
SL4 男子シングルス |
中村 海斗 | 濵田 健一 | 竹内 俊平 |
SL4 女子シングルス |
藤野 遼 | 澤田 詩歩 | 平野 梨花 |
SU5+ 男子シングルス |
今井 大湧 | 永石 泰寛 | 正垣 源 |
SU5+ 女子シングルス |
豊田 まみ子 | 杉野 明子 | 鈴木 麗美那 |
SH6 男子シングルス |
畠山 洋平 | 上野 智哉 | 鈴木 彪河 |
ID7 男子シングルス |
田中 和弥 | 中野 林太郎 | 小野 紘汰 |
ID7 女子シングルス |
千葉 すず | 大村 悠佳 | 大塚 麻里菜 |
ダブルス
種目 | 優勝者 | 準優勝者 | 3位 |
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WH1-WH2 男子ダブルス |
村山 浩 / 梶原 大暉 |
松本 卓巳 / 西村 啓汰 |
大山 廉織 / 飯塚 裕人 小澤 伸一郎 / 長島 理 |
SL3-SL4 男子ダブルス |
広井 拓 / 末永 敏明 |
竹山 隆人 / 谷口 貴之 |
古藤 史人 / 宇都宮 一 |
SU5+ 男子ダブルス |
永石 泰寛 / 沼倉 昌明 |
太田 歩 / 正垣 源 |
今井 大湧 / 藤原 大輔 浦 哲雄 / 馬場 大地 |
SH6 男子ダブルス |
上野 智哉 / 鈴木 彪河 |
曽田 菜々子 / 畠山 洋平 |
ー |
ID7 男子ダブルス |
中野 林太郎 / 田中 和弥 |
小野 紘汰 / 武藤 知真 |
前田 泰成 / 前田 隆成 |
ID7 女子ダブルス |
下浦 優希 / 大村 悠佳 |
大塚 麻里菜 / 浅見 恋歌 |
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ダイハツも熱い応援を送る皆様と共に、
全力で戦う選手たちと大会をサポートいたしました!
会場エントランス部分では、新型の「ムーヴキャンバス」が観客をお出迎え。会場内では周辺に装飾を施した「タントスローパー」を展示しました。
乗降をサポートするミラクルオートステップや、車いすのまま乗車する際に便利な軽初のロングステップを装備した福祉車両を、来場者に御覧いただきました。
さらに、シャトルを地面に落とさず何回打ち続けられるかに挑戦するアトラクション「シャトルリフティングチャレンジ」も実施。
素敵な商品がプレゼントされるとあって、多くの来場者や選手がチャレンジされました。
また大会の表彰メダルは、2018年の第4回大会よりダイハツ工業とダイハツメタル、そして大会が開催される地元の伝統工芸がタッグを組み、心を込めて製作しています。
メダル部分は鋳造・機械加工メーカーであるダイハツメタルが担当。
ストラップはダイハツ工業が起こしたデザインを基に、日本三大絣の一つであり、国の重要無形文化財に指定されている福岡県の伝統工芸「久留米絣」の工房である下川織物が製作。
それらが合わさり、選手の勝利を称えるにふさわしい表彰メダルが今年も完成いたしました。
