ダイハツ・アステック・オープン について
毎年インドネシアの7都市で開催されているダイハツ・アステック・オープンは、若いバドミントン選手たちによる、世界有数のハイレベルなユース大会。13回目を迎える今大会には、史上最も若い11歳の選手からベテランプレーヤーまで、計4,992名が参加しました。
インドネシア7都市での予選会は、プカンバル(4月4-8日)から始まり、ランプン(4月24-28日)、バリクパパン(5月16-20日)、マカッサル(7月12-16日)、マラン(7月25-29日)、スマラン(8月16-19日)、そしてジャカルタで行われ、それぞれの予選会を勝ち抜いてきた選手たちによる決勝戦が、9月23日に北ジャカルタ、サンターのタンジュン プリオク ユースセンターで開催されました。
大会レポート
数々の熱戦の中でも、U17女子シングルスとU13男子シングルスが観客の目を惹き付けました。
スティックバルーンを手にした家族や観客、サポーターからの応援が会場を賑わせるなか、選手たちは素晴らしいプレーをインドネシアバドミントン協会(PBSI)会長のウィラント氏に披露しました。
U13男子シングルスの優勝者Alwi Farhanは、「バドミントンは幼稚園の頃から始めました。夢はいつか世界レベルの選手になること。今日はその第一歩。目標に向けての始まりの一日になりました。」 と語りました。
表彰式では、青少年スポーツ大臣のイマム・ナフラウィ氏やウィラント氏、インドネシアバドミントン界のレジェンドと呼ばれる選手が優勝者にトロフィーを授与しました。
表彰式も参加したアラン氏は、「私たちはこのダイハツ・アステック・オープンという大会が、毎回素晴らしい試合で観客を熱中させてくれることを、とても嬉しく思っています。」と語っており、ベラエトリックス・マニュプティ選手は、決勝を控えている状況にも関わらず、後輩の応援とサポートに駆けつけるなど、若いインドネシア選手の成長のために、選手や会場が一体となっている様子が感じられました。
優勝選手インタビュー
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(U13男子シングルス優勝者) -
優勝した率直な感想は?
優勝するまでは結構大変でしたが、とても嬉しいです。
次の目標は?
まずは次の大会の準備です。いつか世界レベルにたどり着きたいです。
好きなバドミントン選手は?
リー・チョンウェイ
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(U13女子シングルス優勝者) -
優勝した率直な感想は?
とても嬉しいです。
次の目標は?
全国選手権大会で勝ちたいです。
好きなバドミントン選手は?
たくさんいます。Susi Susanti, Maria Kristinと私のコーチ(元インドネシア代表選手)、Adriyanti Firdasari
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(U15男子シングルス優勝者) -
優勝した率直な感想は?
とても嬉しいです。
次の目標は?
全国選手権大会で優勝して、一番になりたいです。
好きなバドミントン選手は?
リン・ダン
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(U17女子シングルス優勝者) -
優勝した率直な感想は?
嬉しいです。今年は4つのタイトルを取ったので、満足しています。
次の目標は?
世界チャンピオンになること。それが私の夢です。
好きなバドミントン選手は?
タイ・ツーイン
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(U17混合ダブルス優勝者) -
優勝した率直な感想は?
多くの選手が自分より年上だったので、優勝できて少し驚いています。でもコーチが挑戦させてくれて、自分でも予想外でしたが、優勝することができました。
次の目標は?
全国選手権大会で勝つことです。
好きなバドミントン選手は?
リリアナ・ナッチルとケビン・サンジャヤ・スカムルジョ
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(U19男子シングルス優勝者) -
優勝した率直な感想は?
とても嬉しいです。最終戦はとても長かったけれど、何とか最後までやり遂げました。
次の目標は?
アジアユース大会で勝つことです。
好きなバドミントン選手は?
ビクター・アクセルセン
ベラエトリックス・マヌプティ選手の観戦レポート
まず子どもたちの応援に来てくれた人々の多さに感動しました。これは若い選手たちにとってとても意味のあることです。子どもたちは家族や友人が自分たちをサポートしてくれることを感じながら、成長していくことでしょう。
様々な年齢層の試合があったこともよかったです。
こういった国内大会に果敢に参加することは、若い選手たちがより良いプレーヤーに成長することに繋がります。
ただそれよりも、子どもたちにとっては「とにかく楽しむ」ということがより重要だと思っています。だからこの大会でみんなが笑顔でスポーツマンらしく振舞っているのを見て、とても嬉しくなりました!
また、私自身にとっても、この大会はとても意味のあるものでした。コートに戻る良い機会となり、この大会に参加できて本当に良かったです。
表彰式もとても良かったですね。みんなの笑顔を見るのは嬉しいこと、また、若い選手たちにとって、家族や友人たちと一緒に勝利を祝うことはとても大切なことだと思います。
ベラエトリックス選手からのメッセージ
練習は厳しく、でも体に気を付けることを忘れないでください。
トップアスリートになるためには様々なものを犠牲にしなくてはいけません。だから気持を和ませてくれる身近な人との時間を大切にしましょう。
常にベストを尽くして、夢が叶うまであきらめないでください!
ベラエトリックス・マヌプティ (1988年10月11日生まれ)
インドネシアの女子バドミントン選手
2010年 サンキスト・スラバヤ国際選手権大会で準優勝し一躍有名に。同年のジャルム・サーキット国際大会メダンで優勝。シニア転向後も世界の舞台で活躍。2011年深圳での夏季ユニバーシアード優勝。
リリアナ選手へのスペシャルインタビュー
リリアナ選手からのメッセージ
成功のために常にハングリーでいてください。勝ち負けに関わらず学ぶことをやめないでください。
また、より多くのバドミントン大会に参加してみましょう。
自分のバドミントンのアイデンティティを見付けることができるはずです!
リリアナ・ナッチル (1985年9月9日生まれ)
インドネシアのバドミントン女子ダブルス選手。オリンピックで1つの金メダル、1つの銀メダル獲得、BWF世界選手権大会にて4つの金メダルを獲得。インドネシアのバドミントン史上最高の、混合ダブルス選手の一人とされている。
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主催者コメント
私はこの大会に大きな希望を持っています。このような、青少年の健全な育成を目指す大会を開催することはとても重要だと感じていますし、バドミントンを通して青少年のコミュニティを支援していることに誇りを感じています。ダイハツの協賛と共に、この大会を益々大きく、より良くするようにいたします。
アレクサンダー・アラン・ブディクスマ (1968年3月29日生まれ)
インドネシアバドミントン協会 (PBSI) 協賛会長
1992年バルセロナオリンピックの金メダリスト。
スシ・スサンティと共にアステックを設立。アステックブランドは、インドネシアにおいてより多くの人にバドミントン用品を提供することを目標にスタートし、この10年間で飛躍的な成長を遂げています。